ねこと流星は彼のすべて。

辺りが暗くなった頃、観覧車に
乗ることに。


ロマンチックだとは思うけど
かなり高い。



「…ッ高」



「ねえみて、なずな」



青の方へ向くと、青は外を指差す。


そこには遊園地内にある広場の
大きな敷地を活用した
イルミネーションだった。



「…綺麗」



ぽつり、声が出た。


あまりにも綺麗だから。



「これも見て欲しかったんだ」



私の向かいに座ってイルミネーションを
眺める青は、まるで雑誌にでも
載るかのような美しさ。



イルミネーションの光に照らされる
青はより一層綺麗に見える。



アイドルをやって、疲れもあって
たまには息抜きも必要なんだろう。


子供みたいにはしゃいで
思いっきり遊べないんだろう。


メンバー同士で
MV撮影しているメイキングでは
楽しそうにしてるのに。



「…せい」



ふと私は呼んでしまった。



あまりにも美しくて、


どこかに行ってしまいそうで。



「…ん?なあに?」



青は振り返って微笑んでくれる。


綺麗の裏には何かあるんだろう。


でも、聞いても言いたくないことは
多分たくさんあると思う。



「…やっぱりなんでもない」



「ふふ、なあに?教えてよ」



教えて欲しい、悩みもすべて
私に打ち明けてほしい。


けど、他人な、一般人の私が
そこまで調子に乗りたくない。


もっともっと青のことを知りたい。



だけど。