ねこと流星は彼のすべて。

「あ〜!!楽しかったね〜なずな!

……なずな?」



「あ、あ……こわか、たあ……」



私はカタコトになりそうになる。



「ご、めん!俺だけ楽しんじゃって…」



青は怖がるもなにもむしろ
「うわ、リアル〜」とか「あっ、ここにいる」
とかお化けのスタッフ殺しをしていた。



「スタッフさん傷付けたな…」


「えッ?!」



私が冗談で言うことも真に受ける。


まあくっつけて嬉しかったのは
秘密にしておこう。



「まあ、青が楽しんでくれてるなら
いいんだけどさ」



青はふふ、と笑った



「すっごい楽しい!」








きっとこの思い出も今日だけなんだろう。



売れっ子と遊べている、なんて
本当に幸せ。



すぐに青だって仕事が忙しくなって
また遠い存在になるんだろう。



この手の温もりだって
あと数時間もしたら消えるんだろう。



ああ、この夢から覚めたくない。