「だってもう俺は、自分で自分の未来を信じていられるから」 ───兄ちゃんは気付いていたんだよね。 ずっとずっと強がって笑ってばかりいた俺が、本当は未来なんて信じていなかったこと。 だけど本当は、信じていたかったこと。 「ミナ、お前…………」 「兄ちゃんは俺の代わりに信じてくれてたんだよね、それを形にして……」 明るくて温厚な兄ちゃん。だけど、肝心なところは不器用だ。そんな回りくどいやり方じゃ、分かりづら過ぎるよ。 だけど、伝わったから………。