明日も歌う あなたのために


「はぁ………」


思わず溜息を吐いた。



「湊くん?どうかしたの?」



すると、また俺の顔を覗き込む。
大きな、綺麗なその瞳。


あの時とは違った意味で”そんな目で見るなよ”と言ってしまいそうだった。




「……………なんでもないです……。でももう少し眠ります………」



「そお……?まぁ朝食は2時間後だしね。それじゃあ、なんかあったらナースコールね」


俺は適当に頷いて、顔を隠すように再び布団に潜り込んだ。




───頭冷やそう……………。いくらなんでも、意識しすぎだ。


なんてゆーか自分で自分がキモイ。

泣き顔見られたくらいで動揺しすぎなんだよ、馬鹿か俺。

佐原さんの方はいたっていつも通りだったじゃんか。






───もうばかみてぇ……………。