明日も歌う あなたのために

【花菜side】


19時頃。私は食器を回収しようと
湊くんの病室に向かっていた。


さっきナースステーションに
湊くんとその妹さんがお見えになって、
いつもお世話になっていますと
挨拶をしに来たついでに、
湊くんが夕飯はちゃんと
手を付けていたことを話していた。



────よかった……。

今日は特に調子が悪いようだから、
心配していたんだ。


この調子なら、
すぐにまた点滴も外れるだろう。



「湊くん、入るよ?」


返事はない。
眠っているのか、
それともやはりまだしんどいのか。