「あんた馬鹿じゃないの!?そんな事の為に走って、死んでも知らないから!!」 「花瑠っ!!」 ────パンッ、 と鋭い音がして、 頬が痛い。 おねーちゃんは今までに無いくらい怖い顔をして、私の頬を思いっ切り引っぱ叩いた。 生まれて初めてだった、 おねーちゃんに………いや誰かに頬を叩かれるなんて。 「花瑠、湊くんに謝りなさい」 おねーちゃんとは思えないくらい冷たい声で、睨むようにそう強く言われた。