明日も歌う あなたのために






「──ねぇ、龍。お願いがあるんだ」






………迷っていたけれど、決めた。





INFINITYの皆を、これ以上俺の病気で振り回す訳にいかない。





「クリスマスのライブは、龍が歌って」







────あれ、思ったより驚いてない。



それどころか、龍も花瑠も顔を見合わせてクスクス笑い出した。



「ちょ……真剣に話してるんだけど!」



「あははっ!ごめんごめん……、だって本当に飯田が予想した通りなんだもんっ!」




────龍の予想………?



話が見えなくて龍の方を見ると、龍はどこか自慢げに言った。




「お前がそう言うと思って、俺 昨日教室でお前の机の中漁ってオリジナル曲のスコア先に見つけ出したんだ」





人の机勝手に漁るなよ、とツッコミたい所だけど、正直ありがたい。



そうゆうことなら話は早い。

龍のことだからきっと昨日の内にもう譜読みまでしてくれてるんだろ。





「───そんで、譜読みもした。めっちゃいい曲だな、あれ」



「よかった!じゃあ……」



「けど、俺は歌わない」





歌ってくれるよね!?、と言おうとしていたのを遮られ、

そうバッサリと言われた。