息を切らして処置室まで走ると、扉の前に湊くんの両親と、龍平くんと花瑠が居た。
湊くんのお母さんも、花瑠も泣きじゃくっていた。
「花瑠!!」
名前を呼んで花瑠の元へ駆け寄ると、花瑠は溢れる涙を無理矢理に拭いながら、私の胸に飛び込んだ。
「おねーちゃ………ん…っ!!た……高梨が─……っ…!」
あの強い花瑠が、子供のようにしゃくりあげて泣いているのを見て、改めてこれは現実なのだと思い知らされる。
「だ……大丈夫よ、花瑠」
「……どうしよう……………っ高梨が………っ」
「──分かってる…。私、湊くんの所へ行かないと」
なるべく落ち着いた口調で、子供に言い聞かせるように頭を撫でた。
────湊くん……………!!


