隣の彼は、無愛想。

◆sideさくら


「12番って…あ、ここか」

後ろから二番目の、窓際。
すごくいい席!だって、暇なときは窓の外の雲の動きを見ていられるから。


そんなことを考えながら席につくと、前から声がした。

「ねぇねぇ、あの…モデルとか、やってたの??」

え…?モデ、モデル?

「いや…全然、やってない、けど…」

「そうなの?すっごく可愛いから、モデルとかやってるのかなーってみんなで噂してたの。みんなが見てたの、知らなかった?」
視線を感じるような気はしなくもなかったけど…

「そ、そうなんだ…」

「あ、私は百瀬 花音(ももせ かのん)。呼び方は花音でいいから!」

「うん!私のことも、さくらって呼んでね」

「了解!よろしくね」
早速友達ができそうで、一安心。

と思ってたら、隣に人が座る気配がした。