そして

夫ー大翔 の待つ京都へむかう。


黙ってしちゃったし
何ていうかな…。


でも、相談したって賛成してくれないはず。


新幹線の中、殆ど真っ黒で、鏡のようなガラスに映った私をみた。


「大丈夫よね。第一もうやっちゃったんだもの。」


窓に映った私は
まるで悪女のように微笑んだ。