ジリリリリリリジリリリリリリ…ガッシャン

あぁ…また目覚まし時計壊しちまったよ…

「ふぁ~…うゔ~…」


欠伸をしながら伸びる
目を擦りながら服装を整える


「凛、話しがあるからちょっと来て~」


1階から母親の声がした
「うん」と短く返事をし1階に降りる

リビングに行くと


「母さんから話しって珍しいな」


「うん、ちょっとね」


「で…話しって何?」


嫌な予感が……



「凛ちゃんには転校してもらいます。」


「…は…?」


「私の親友が理事長やっててね
それで凛の写真見せたら気に入っちゃったみたいでね。」


やっぱりな…そんな事だと思ったよ


「それで、その学校ってのは?」


「清鈴学校でーす」


相変わらずテンション高いな
でも、清鈴学校って不良校で有名な学校だよな


「でも男子校じゃ…」


「そうだよ」


はぁ~…


「男子校に転校してね★(黒笑い)」


「俺に拒否権は…」


「そんなものありません」

物凄い黒笑いをしている
母さんは元レディースだ、だから断ったら殺される


「ですよね…」


「転校するよね★」


「はぁ~…分かったよ」


「分かればよろしい…」


「それでいつから?」


「明日から、後言い忘れてたけど寮制だから
荷物は運んでおいたよ。それと、男装しなくていいからね。
今日はゆっくりしなさい」


「うん…女の格好でいいのか」


「えぇ…」


「あれ、父さんは?」


「仕事よ…明日には帰ってくるわ
凛が学校に着いたら電話するって言ってたわよ」


「そうか」


「話しは終わりよ。」


「じゃあ、部屋に戻るな」


部屋に戻り携帯をいじりながらベッドの上でゴロゴロする


今は学校には行っていない
1ヶ月まえに学校で絡まれてウザかったから仕返ししたら退学になった。
まぁ、別にあんまり好きじゃ無かったしいいんだけどな

携帯をいじるのが飽きたので、テレビをつけた
適当にチャンネルを回すと
『路地裏で2人の男性が暴行され、重症だ』というニュースがやっていた



「今日は見回りするか…」