イケメンエリート軍団の籠の中




すると、映司が舞衣のほっぺを両手で包み込みぷにゅぷにゅした。


「マイマイ、マジで可愛い。

俺、今さ、彼女とギクシャクしてて、だから、マイマイと話をするとなんか癒されるんだ。
ねえ、もし、俺が彼女と別れたら、俺とつき合ってくれる?」


舞衣はポカンとした顔で映司を見た。

だって、ジャスティンの話では確か有名女優さんが彼女だったんじゃ??


「冗談だよ」


映司はそう言うと、また舞衣のほっぺをぷにゅぷにゅした。


「それじゃ、今日も一日頑張りますか」


映司は大きく背伸びをして自分のブースへ歩いて行った。
さっきまで舞衣の周りにいた他の人達は、いつの間にかいなくなっている。
舞衣はふうっと深呼吸して、自分のデスクに置いている資料に目を向けた。

すると、凪が舞衣のデスクのある方向へ歩いてくるのが見えた。
舞衣がドキドキしながら凪が通りすぎるのを待っていると、通りすぎる瞬間に凪の声が聞こえた。


「さっさと仕事しろ」


その時垣間見えた凪の顔は、また恐ろしいあの顔だった。


凪さん?…
何か、私、凪さんを怒らせたでしょうか??…