イケメンエリート軍団の籠の中




舞衣がそのページを見ていると、いいねのグッドマークがどんどん増えている。


「ま、ツィッターのいいねボタンだと思ったらいい。ほら、コメントも増えてきてるだろ?」


舞衣は楽しくて嬉しくて、その画面に釘付けだった。
色々な国の名前も知らない人達が、“ようこそ”とか“頑張ってね”とか可愛い絵文字つきのコメントをくれることが信じられなかった。


「このグッドもEOCコインと同様なんだ。
1グッドが10ドルだから、今の日本円でいったら1200円くらいかな」


舞衣は口があんぐり開いてしまった。

グッドマークの1つが1200円???
私の知ってるポイントカードは1ポイントは1円なのに~~


「ほら、ジャスティンやらここの皆がコメントつけてるよ」


舞衣の口は開いたまま、まばたきする事さえも忘れている。

だって、皆のコメントの横には10グッドマークがついてるんだもの。
10グッドって12000円??


「これは新入社員への餞別みたいなものだから。
そんな息をするのも忘れるくらいに驚かなくていいよ」