トオルは分かりづらい設定をポンポンとしてくれた後、舞衣のページの自己紹介欄を出した。
「ここに英語で自己紹介を書いて。
何でもいいよ。
とりあえずは、名前とニックネームと頑張りますみたいな感じで」
舞衣は言われるままに、英語の文章で簡単な自己紹介を打ち込んだ。
「舞衣、ソフィアからもらった資料にEOCコインの説明はなかった?」
「EOCコインですか?
あ、そういえば、架空通貨がどうのって書いてあったのを覚えてます」
「お、偉い! ちゃんと勉強してたな。
そう、架空通貨もしくは仮想通貨って言われてる日本のシステムで分かりやすく言えば、ポイントみたいなもの。
ポイントを貯めれば、その系列のお店でお金として使えるシステムがあるだろ。
EOCコインっていって、この会社系列の企業でもそういう事をやってるんだ」
トオルはそう言いながら、舞衣の自己紹介欄の公開ボタンを押した。
「舞衣のこのページは、今、EOCの全ての支社のサイトで公開になってる。
見ててごらん」



