舞衣がジャスティンとの英語の勉強を終え自分のデスクでくつろいでいると、大人の雰囲気をまとった癒し系のトオルがやって来た。
今日は災難だったねみたいな何でも分かっている表情で、舞衣を見つめながら。
「舞衣ちゃん、今日はたいへんだったね。
疲れただろ?
舞衣ちゃんの歓迎会なんだけど、ちょっとスタートが8時とかになりそうなんだ。
それで順番は逆なんだけど、歓迎会の前に舞衣ちゃんにプレゼントを贈ろうと思って」
「プ、プレゼントですか??」
舞衣は、いつも突然で想像がつかない展開に毎回驚かされてしまう。
「そう、プレゼント。
でも、その前にしなきゃならない事があって。
今から教える事は舞衣ちゃんのここでの大切な仕事の一つでもあるんだ。
さっき、ジャスティンに教えてもらったこの会社のサイトを開いてみて」
舞衣はノートに書いてある手順を見ながら、トオルの言うようにここのサイトを開いた。
「私のページでいいですか?」
トオルは舞衣の後ろからパソコンを覗きこみ、優しく頷いた。



