イケメンエリート軍団の籠の中




ジャスティンは、また大きな口を開けて笑った。
ナイスみたいな表情を浮かべて。


「あと、俺ね。
俺は凪と同じ28歳、日本生まれ日本育ち、でも、大学はハーバード、凄いっしょ?」


舞衣は大きく頷いた。

ジャスティンには、天は二物を与えたのね…



「よし、じゃ、行こうか。皆を紹介するよ」


ジャスティンはそう言うと、社長室の重厚なドアを開けた。
社長室を開けたすぐの部屋は、エントランスのような休憩室のような不思議な空間だった。
そして、そこを抜けた先に自動扉がある。
ジャスティンはがその自動扉を開けると、そこは日当たりのいい開放的な白一色で統一された空間だった。
空間の真ん中に長机が3列置いてあり、その周りをグルッと個人のブースが扉がない状態で並んでいる。


「みんな~、ちょっと来てくれ。
新しい女子社員のおでましだぞ~~」


舞衣は思わず息を飲み込んでしまった。


十人十色のイケメン達が私を見てる…
心臓が飛び出しそう…
ブサ専の私のはずなのに、それすらももう分からなくなってきた。


ここはもしかして天国ですか?…