イケメンエリート軍団の籠の中




舞衣が更衣室から廊下へ出ると、そこにはジャスティンが立っていた。
廊下の壁に寄りかかり、切なそうに舞衣を見ている。


「舞衣、大丈夫?」


舞衣はジャスティンの温かみのある声を聞くと、自分が途方に暮れていることに気が付いた。


「ジャ、ジャスティン…さん、わ、私……」


ジャスティンはいつでも舞衣の味方でいてくれる。その事実は、いつも舞衣に力を与えてくれた。

ジャスティンは立ち止まった舞衣の前まで来て、舞衣を優しく抱きしめる。


「いつでも聞いてやるから…

でも、それは、今がいいの? それとも明日がいい?」


舞衣は小さくため息をつき涙を止める。


「明日……
明日、つきあってもらえますか?

今日は、凪さんがまだ近くにいる今日は、笑顔でいたいんです…」



「舞衣、一つだけ聞いていい?
凪は、ちゃんと舞衣の事を考えてくれてるんだよな?」


舞衣は大きく頷いた。


「よかった……

俺はあいつがどういう状況になってるのか、全く見当もつかないからさ。
舞衣、あいつは悪い奴じゃない。
愛するとか愛されることとかに、今までは興味がなかっただけ。

でも、今は違うだろ?

明日はちゃんと空けとくから…

腑抜けになってる凪の話を聞くのも、楽しみにしてる」