イケメンエリート軍団の籠の中




「舞衣は身長何センチ?」



「え? 身長ですか? 158センチです」


ジャスティンは舞衣の横に立ち、舞衣の顔を覗きこむ。


「どおりで小さいと思った」



「あ、そんな小さくはないと思うんですけど…
ジャスティンさんが大きいから、そう見えるだけで…」


舞衣は顔をジッと見られて恥ずかしそうにそう答えた。


「舞衣、可愛いね。
僕達の周りにはあんまりいないタイプだな。

この社長室を出て男だらけのフロアに行く前に、一通り、主要メンバーの説明をしとくから。
ソフィアの人選は正解かもしれないな。

あ、まずは、社長のソフィア高市は、見ての通り、生粋の日本人。
ハーバード大学時代にアメリカ人のジョージと知り合って結婚して、この会社を立ち上げたんだ。
ジョージはまた他の会社を作ったから、この会社はソフィアが切り盛りしてる。
彼女は凄いよ。ソフィアの頭の中はどのコンピューターを持ってきても敵わないくらいに、強烈に切れるし頭がいいんだ」