ジロ ジロ。 私たちは屋上にいる。 奏多に話が知れ渡ったら恐ろしいから。 「んで?どうしたの?」 「えっと…、あの。」 「『なんなのよ!」』 「話すから待って。あのね。 すきな人、がいる、かもしれない…、」 「え、なになにどういうこと!!」 「だれよ、だれよ!!」 「2人とも食いつきすぎ(笑)」 「だって、初恋でしょ?!当然食いつくよ。」 「でも相手は私のことなんとも思ってない。」 「誰なの?」 いろはが体を乗り出して聞いてきた。 「あ、あ、おと。」 「『 え?!! 」』