したいこととか、なんでも言って。


遠慮しなくていいから。


今度は私の目を見て、安心させるように言った。


思ったこと…。


本当に言ってもいいんだ。


心が少し和らぎ、この遊園地で一番したかったアトラクションを思い浮かばせる。


やっぱり、私は…


「お化け屋敷…!」


「「……っは!?」」


声に出した瞬間、意外、と言った驚きの表情で私を見る2人。


やっぱりだめだったのかな。


そう思い、言葉を取り消そうとしたが、それは三枝くんの笑顔によって遮られる。


「よし! じゃあ行くか、お化け屋敷!」


俺も行きたいと思っていたところだしな、と親指を突き出す。


意見を採用してくれたということに、つい顔が綻ぶ。