「分かったよ。準備してくるから、ちょっと待ってて」
はあ、とため息をこぼし、家の中へ入っていった逢坂くん。
言わせたい答えが一つしかなかったために、なんだか無理やり感が出てしまった。
本当は乗り気じゃないのかな、と心配になる私とは対照的に、三枝くんは遊園地のアトラクション名をぶつぶつ連呼している。
よっぽど楽しみなのだろう。
小さい姿で乗り込むアトラクションは、きっとまた一段と面白いのかもしれない。
どうせなら、私も小さくなれたらいいのに。
なんて、あまり現実帯びてない願いを、私はぼんやりと考えているのだった。
すると、扉が開き、中から出てきた逢坂くんはバッチリ準備を終えている状態だった。



