それは、さっきの言葉を肯定したってこと?
私は恥ずかしくなりながらも、三枝くんの後をついていき、ゴンドラの中へと乗り込んだ。
向かい合って座るのかと思い、三枝くんの反対の椅子に移動すれば、合わせて彼が隣に座る。
これじゃあまるで、本当に恋人のようだ。
神隠しで私を選んだこと、この遊園地に私を連れてきたこと。
尋ねたいことはいくつもあったが、今一番知りたかったのは単純に…。
「どうしてさっき、否定しなかったの?」
「さっきって?」
「あの、ほら……末永くお幸せに、って」
「ああ…」
あれか、と思い出した様子の三枝くん。
つい数分前の出来事だというのに、思い出すために時間がかかってしまうだなんて、三枝くんにとっては大したことじゃなかったのかな。



