だけど、三枝くんの言葉に、逢坂くんはむっと表情を悪くさせた。
「あんな立派な家って、お前そんなに贅沢な生活してんのか? …ってか、独り占めってどういうことだよ!?」
訳も分からない様子の逢坂くんは、ただたださっきの意味を三枝くん本人に問うばかり。
「ははっ、内緒」
「なっ……!?」
笑って答えをごまかす三枝くんに、ますます顔を赤く染める逢坂くん。
きっと、変なことを考えているのかな。
私たちはまだ、そんな関係じゃないのに。
って、私までいずれそういう関係になるみたいな言い方…!
違う違う、全然何もない!
首をぶんぶん横に振り、何もない何もない、と自分に言い聞かせる。



