「ちょちょ!まってよ!何よ突然!!」


意味が分からない


『あのね…パリの国王様が倒れてしまってね…お母さんいけないから行ってほしいのよ…』


はぃ?

「だからって何で私が行かなきゃなんないのよ!!!」


『じつはね、大おばぁちゃんがねパリの人でねぇ…大おばぁちゃんのお兄さんは国王なのよ…』


はぁ!?

なにをいきなり!!!

『あなたの瞳の色も大おばぁちゃんの遺伝よ…』


「え…」

そう、私の瞳は普通の日本人とちがって藍色なのだ…


でもバレるのが怖くてずっと隠してきたんだ…