私が選ぶのは…。

文化祭が始まった。

「おかえりなさいませ。旦那様。」

緊張して声が震える。

「声震えてんじゃん。だいじょうぶ?」

「ありがとうございます。お席にご案内致しますね。」

「こちらです。ご注文がお決まりになりましたらお呼びください。それでは、ごゆっくり。」

「天野大丈夫か?接客苦手か?」

「あ、佐野君。大丈夫だよ。気にしないで。」

「でも…」

「本当に大丈夫だから。あっ。呼んでるから行くね。」