私が選ぶのは…。

もう、店も終わる時間に近づいてきた。

「コホンッ。おい、お前ら。」

「おっ。そうだった、そうだった。」

「どうしたんですか?みんな、改まって」

さっきまで賑わっていたのに、皆急に改まったような表情になった。

「今日まででお店を止めてしまう叶菜ちゃんに渡したいものがあります。」

「えっ?なんですか?」

「喜んでくれるかわからないけど…。いままでお疲れさまでした!」

「ま、マスターまで?!あ、ありがとうございます。」