私が選ぶのは…。

「だれかわかるでしょ?」

近づいてきてわかった。

「っ!た、田中君…!」

「わかったでしょ?」

そこには、にやにやしてる田中君がいた。

「な、なんで?!」

「なかなか、僕の物にならないから…。迎えに行ってあげたんだよ?」

「も、もしかして…あの写真も…?田中君が…?」

そう、数日前にポストの中に天野叶菜様って書いてあった封筒があった。

送り主の名前は書いてなくて…