私が選ぶのは…。

「じゃあ。」

「あっ。待って!」

佐野君の服を握っていた。

「どうした?」

「あ、あの、この後って用事ある…?」

「え。別にないけど。」

「晩御飯食べていかない…?って、あ、ごめん。家の人と食べるよね。ごめん。」

「別にいいけど。親、共働きで、いつも1人だから。」

「え!そうなんだ…。じゃあ、入って?」

「でも、いいのか?迷惑じゃ。」

「ううん。大丈夫。うちも弟と二人でいつも食べてるから。」