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「え…………工エエェェ(´д`)ェェエエ工」


少年が目覚めると、虹色の泡沫がぐにゃぐにゃと動き回る空間に移動されられていた。身体がふわふわと浮き、泡沫の動きに目が眩み、ぐわんぐわんと謎の音がけたたましく頭に入ってくる。


「な、なんなんだここは………」


よくよく見ると、遠いところにひとつひとつ色の違う扉がある。その数、20以上だろうか。


「あそこまで行ったら誰かいるかな………」




















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「だめだ…………」


どの扉にも固く鍵が掛かっていて入れない。それより、何がどういう扉なのかも彼には分からない。


「俺は帰れるのか?w」


落胆しながらも、笑いしか出てこない。もうこういう時は笑うしかない。


「………ははっ」











はは……はははっ