優しさにふれて


―――

「なにかあったの?」

私は泣きながらも今日、
彼氏とあった事をゆっくりと話した
お兄ちゃんは真剣に話を聞いてくれて
私がやっと落ち着いた頃に
口を開いた。

「俺だったら、まゆかちゃんに
そんな顔させたりしないのにな」

??

―グイッ

!?

気付いたら私はお兄ちゃんの腕の中にいた

「もう、俺のところに来なよ
俺だったらまゆかちゃんにそんな顔
させたりしないし、
いつだって笑わせてみせるから」

そういったお兄ちゃんは
強く私を抱きしめて言った―――