「そういえば、僕たち名字に天気の名前は入ってるね。面白い。」




ルカはクスッと笑って言った。




「そういえばそうだね。私、実は雨が好きで名前に雨が入っているのすごく気にってるんだ。」




本当にこの名字に生まれて嬉しい。ありがとう、お父さん、お母さん。




「僕は晴れ。僕もどっちかと言うと晴れのほうが好きかな。




…雨の日はちょっと切なくなるんだ。」




ルカが急に切なく笑った。




「どうしたのルカ?」




「いや、なんでもない。」




そういうと、いつものルカの笑顔に戻った。