その女子達は、少し前までと打って変わって楽しそうに笑って順番待ちをしている。
待って。
待って待って。
もしかしてこれは…
「400m競走という名のりゅー争奪戦ですかー!!?」
絶対負けらんない!!
これは何がなんでも勝つ!!
幸いその2人の女子は私と同じグループだ。
りゅーを取られないようにするには、ただ1番にゴールするだけじゃダメ。
1番にゴール出来ても、りゅーは優しいから目の前で転んだ女子を放っておけない。
それなら、やることは1つだよね!!
私は両頬をパチンと叩いて気合を入れると、入場門をくぐった。



