ゆんちゃんって、走ってる姿がホントに綺麗なんだよね。
まるで野に吹く風のような。
草原を駆け抜ける白馬のような…。
バコン!!
「あいてっ」
ゆんちゃんの走っている姿を想像していたら、頭にものすごい衝撃が走った。
「ゆんちゃん何するのっ。痛いよっ」
って、ちょっと待って。
よく見たらそれ…。
「ペットボトルで叩いたの!?」
ゆんちゃんの右手には、中身が入ったスポーツドリンクが握られていた。
通りでいつもより痛いと思ったよ!
変な音したと思った!
バコンって言ったからね!バコンって!!
「酷いよゆんちゃん!」
「だって実瑠来が気持ち悪い顔してるから」
あ、うん。
そうだね。
なんか、さも当たり前かのように言われると納得するしかないじゃんね。



