「ほら、飼いたての犬ってさ、飼い主が出かける時とかすごく泣くじゃない?寂しいって。その状態になっちゃったのよね」
そして、隣のクラスで授業をしていたタッチーが騒ぎを聞きつけて俺を呼んできたと。
おいおい。
もしそれが本当なら、マジで犬じゃねぇか。
「蓮水くんと仲直りできて、余計離れるのが寂しくなっちゃったのね」
あー、それはあるかも。
「みぃ、大丈夫か?」
「ん……」
ずっと俺に抱きついたままのみぃ。
でもこのままじゃ授業進まないし、俺も教室に戻れない。
「みぃ、あともう少しだから。我慢な?」
そう言ってみぃを抱きしめていた腕を離すと。
「っ…!やだっ……りゅ…っ…やだぁ!」
一度落ち着いたはずのみぃが、また泣きじゃくってしまった。
あー、どうすっかな…これ。



