1時間目が終わった後、気分転換に少し教室を出ることにした。
伊織は他の奴と話してて、俺が席を立ったことにすら気づいてない。
1人になりたかったから丁度いい。
廊下をブラブラと歩いていると、いつの間にか中庭がある場所まで来ていた。
腕時計を見ると、授業開始5分前。
そろそろ戻んねぇとヤバイな。
そう思って引き返そうとした時だった。
「?」
ふと中庭のベンチに人が寝転んでいるのが見えて、足が止まる。
よく見ると女子生徒のようだった。
あんなとこで寝る人、みぃ以外に見たことない。
……まさか、な。
廊下の扉から外に出て近づいていくと、それはやっぱりみぃで。
…マジか。
すやすやと気持ちよさそうに寝ているみぃ。
頭を撫でようとそっと手を近づけると、頬をすり寄せてくる。
…これ、俺だって分かってやってんのか?
「みぃ」
今日は暖かいとはいえ、こんなところでは風邪をひく。
声をかけるが、起きる気配がない。



