ゆんちゃんに毒舌を浴びせられながらも廊下を歩いていく。
このまま会いませんように…!
会いませんようにっ!
「あれ、柚音と実瑠来ちゃん!おはよっ」
ぎくぅっ!!
前から聞こえてきた声に、私は身を縮こませる。
この声は伊織くんだっ!
ってことは…。
そっとゆんちゃんの背中から覗き見る。
…やっぱり。
伊織くんの隣には、いつもと変わらない飄々とした顔のりゅーがいた。
どうしてこう、会いたくないときに限って会っちゃうのかな。
「あれ、なんで実瑠来ちゃん隠れてんの?おいでおいでーっ」
「あんたもうるさい」
「痛っ!柚音痛いって」
バシっとゆんちゃんに頭を叩かれてる伊織くん。
…なんでだろう、親近感湧くなぁ。



