ペットな彼女の甘え方




「ゆんちゃん…」


「んー?」


「りゅーに嫌われちゃったかなぁ…?」



自分の教室に入る前に、不安になってゆんちゃんに聞いた。



ゆんちゃんは大丈夫だよって言ってくれたけど、それでも怖くて、不安で…。


午後の授業は全く頭に入っていなかった。



家もりゅーと伊織くんとは逆方向だし、HRはいつもうちのクラスが先に終わるから次に会えるのは明日のお昼。


待っててもいいんだけど、なんだか今日会うのは怖くなった。



明日、ちゃんとごめんなさいしよう…。



ごめんなさいして、もうあの大好きな手で撫でてもらえなくても、せめて一緒にいてもらえるように…。



それから授業が終わって、家に帰った。



お風呂に入って湯船に浸かり、ごめんなさいを言う練習を繰り返した。



許してくれるかな。


怒った時のあのりゅーの顔を思い出して、またじわっと涙が滲む。



初めて、甘えられた人だから。


甘えても大丈夫だと思った人だから。



失いたくない。



「…よしっ」



バチッと両頬を叩いて気合いを入れる。



明日、絶対仲直りするっ!!