ペットな彼女の甘え方




ぐすぐすと涙目になりながらりゅーに引っ付く。


すると、りゅーの手が伸びてきて、ベリっと私を引き剥がした。



…え…?


なんで…どうして…?




「みぃ、いい加減にしないと怒るよ」




突然いつもより低いりゅーの声が聞こえて、体がビクッと震えた。


そっとりゅーの顔を見ると、怒った顔をして私を見るりゅーと目が合った。



りゅーが、怒ってる…。



クラスのみんなはもちろん、近くにいたゆんちゃんと伊織くん、柴ちゃんまで驚いた顔をしてりゅーを見てた。



私に対して怒ったことなんてなかったから。


りゅーのシャツから手を離すと、りゅーがはぁ…とため息を漏らす。



「みぃ、みんな授業始まんの待ってんだよ。分かるか?」



ビクビクしながらコクンと頷く。


怖くて顔が見れないから、俯いたままりゅーの言葉を聞く。



「みぃがずっと駄々捏ねてたらみんな迷惑すんだよ」



りゅーの声が、冷たい。


本気で怒ってるんだ…。