むー、と体を捻って体勢を替えれば、よしよしとりゅーが私の頭を優しく撫ででくれる。
その大きくて温かい手が大好きで。
撫でられるとふわふわして気持ちがいい。
「みぃ、寒くないか?」
「んー…」
寒くないよ。
だって、りゅーの腕の中はぽかぽかして温かいもん。
そして私はそのまま昼休みをりゅーの腕の中で過ごした。
ーーーーー…。
「いーやぁーーっ!!」
「こら、実瑠来!授業なんだから仕方ないでしょ!」
昼休みの終わりを告げるチャイムがなって、午後の授業がもう始まろうとしている時間。
私はりゅーと伊織くんの教室でイヤイヤとりゅーのシャツを掴んだまま首を振る。
「西條、その手を離せっ」
「やだやだやだぁーっ!!」
次の授業がりゅー達のクラスらしい柴ちゃんまで私の手をりゅーから剥がそうとする。
「やだぁっ…りゅーと一緒にいるっ」
離れたくない。
側にいてほしい。
だって、寂しいんだもん。



