好き、嫌い、大好き。

そんな事を思いながら、窓から外を眺めていると。


「武原優翔くんだよね?
隣の席、よろしく。」



頭から、かわいらしい声が降ってきた。

顔をあげると、そこには綺麗なミルク色の髪を胸の下まで伸ばした
小柄な天使が立っていた。




__あの子だ。