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「ありがとうございましたーっ!拍手」


「レベル高かったですね。鳥肌立ちましたもん」


仕切り板で一旦ステージが隠された、瞬間。


「やったあー!!成功、超良かった」


「おっしゃぁあ!今までで最高じゃね?」


感極まった雨宮先輩と佐々木先輩が涙目でお互いを抱き合う。先輩の言う通り、文句なしで完璧だった。


今もなり止まない拍手と歓声が、何よりの証拠。


「刹那君、ありがとな!」


「刹那君、練習の時は鬼かと思うくらい怖くて泣きそうになったけど、でもそれがあったからこその成功だよ」


俺は鬼じゃない。


「全員良かったぞ。……圧倒的だった」


いつの間にかステージに上がってきていた白石先輩が言い終わると同時皆に一斉に抱きつかれた。


は?!苦しい、離せ。特に佐々木先輩。


「刹那君がいて、良かった。皆そう思ってる」