キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】







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文化祭2日目。


ダンス部の発表が終わって休憩を挟んだら次は軽音のステージが始まる。


それまで体育館に設置された特設ステージの舞台袖で待機。


観客はどれくらい入ってるのか気になって見てみると、やけに人だかりができている場所が。


「あれって……」


目を凝らして見てみると、アッシュに柔らかいマロンブラウン、ミルクティーの髪色の男達が。


知らないわけがない。


「すみません、ちょっと抜けてきます」


「休憩が終わる前には戻ってきなさいね」


「はい」


急いで人だかりができてる体育館の端へ駆け寄る。