3位って、すごいよ。碧音君達が登場するまでの、まだかまだかと足踏みするもどかしい待ち時間が終了すると―――。


「碧音君!皐月、藍ー!星渚さーんっ」


「せーなーっ、おめでとう」


ステージ袖から走って4人が登場。


「midnightに投票してくれて、本当にありがとうございます」


「皆のおかげだよ、ありがと!」


「最後の曲でもしっかり盛り上がってくれよ!」


「俺達も最後まで全力でやりきります」


碧音君達が興奮冷めやらぬ様子で、観客に挨拶。


「アンコールで歌う曲は――……」


一旦区切り、私達を焦らす。


「お?!なになに~」


「きゃー!どれでも嬉しい」


「教えて~」


観客の期待が高まり、たっぷり間を置いてから。


「曲は、Feeling waiver!」


『わぁぁあ!』『きゃーっ!!』どっと歓声が沸き起こった。


この曲が、碧音君が作詞したもの。Feeling waiver、意味は揺れる。気持ちが揺れる、感情が高ぶる、とかそういうこと。