キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】



確かに、目が合ったから。……私が碧音君を見つめ過ぎてたせいかな?でも、自惚れさせて欲しい。


「碧音君」


今は何にも囚われず、無邪気な子供のような碧音君。


色気を漂わせる大人な雰囲気の碧音君も好きだけど、こういう表情も好きだなあ。とか思ったりして。


―――そしてあっと言う間に3曲目、4曲目が終わり、投票タイム。


「まだ心臓ドキドキしてる!」


「私も。星渚好き大好き、さすが私のお兄ちゃん。歌のレベルまた上がってたし」


私も菜流もライブの興奮が冷めず、キャーキャー言い合う。


「絶対アンコールで別の曲聞きたいな」


「星渚達がアンコールに呼ばれなかったら、私運営委員ぶっ飛ばす」


「それだけは止めようね」


ぶっ飛ばしに行っちゃダメだろ。菜流ならやりそうで怖いんだけど。


「今すぐ皆に会いに行って、この気持ち伝えたい」


すごかったよ、って。直接言いたいんだ。碧音君を抱き締めてギュウッとしたいけど、これは蹴り飛ばされて終わりな気がする。