「、、あのね。私、みんなと仲間でいたかった。ずっと。」
今なら打ち明けられる気がした。
打ち明けてもいい気がした。
「じゃあなんで、あんなことしたんだ?」
そう聞く竜雅を無視して続ける。
「でもね、仲間でいられなくなったんだ。もう一緒にいられないんだ。」
「どうゆうこと?」
「、、私ね、病気なんだ。もうすぐ死んじゃうかもしれないんだ。」
私の目から大粒の涙がこぼれる。
「でも、みんなに心配かけたくなくて、そんなこと言えなくて、苦しくて。私が悪者になったら、みんなは私を突き放すと思った。でもそれでよかった。みんなに心配かけるくらいなら、追い出されるほうがましだった。どっちにしろ、もうそんな長くは一緒にいられないから。」
「心優。そんなことひとりで抱えてたのか、、?」
「、、うん。ほんとはね、ずっと苦しかったんだよ。」
竜雅は私を優しく抱きしめた。
「ありがと、竜雅。私を追いかけて来てくれて。」
「なぁ心優。俺が心優のこと好きって知ってた?」
え、
突然の告白に私は驚きを隠せないでいると、
「やっぱ気づいてなかったか。心優、咲都のほうばっかり見てたもんな。」
「、、うん。」
「なぁ、心優はさ、もうあの場所には帰らないかもしれないけど、俺はずっと心優のそばにいる。今は咲都のこと忘れられないかもしれないけど、それでもいいから。俺と付き合って。」
私の目からは止まってたはずの涙がまた溢れ出した。
「いいの?ほんとに?私、病気なんだよ?入院するんだよ?」
「だからこそ、心優を支えたい。」
嬉しくて。
胸がキューってして。
苦しい。