5時間10分、私は眠っていたらしい。



その時の記憶はない。



だけど、目を覚ましたらほっとした表情の竜雅がいた。



「よかった〜、心優が目を覚まして。」



私は竜雅の顔を見て微笑む。



「成功だってよ!」



竜雅も私の顔を見て笑う。



10%の奇跡。



私はまだ生きていられるんだね。