孤高のラプソディー




「ねぇ‼︎‼︎」


あまりに、急に大声を出したせいか、ロムはビクッとなりつつ、

「な、なに?」

と答える。

「この街にある、国立大図書館ってどこにあるの⁉︎

私そこに行かなくちゃいけないんだ‼︎」


そう言って、ベッドから出ようと起き上がる翡翠。


「え、えぇ⁉︎

だ、ダメだよ‼︎‼︎

貴方は、まだ怪我人なの‼︎ 完治していないの‼︎

まだ、安静にしてなきゃ‼︎」

さっきと打って変わって、医療側の人間の顔になるロム。

急に双方声のボリュームが大きくなったせいか、ツィアンスが起きてしまう。


「……ん、……‼︎‼︎

ひすい‼︎ おきたんですね‼︎

もうけがはだいじょうぶなんですか?」


寝起きのツィアンスは、気絶しそうなくらい可愛すぎて、こっちがしどろもどろになる。


「え、あぁ、うん、だいじょぅ……」

「なわけないです‼︎」

横から口出しするロム。

「だから、大丈夫だっ……」


''ガチャッ''

今度はなんだよー、次から次えと遮りやがって…


音のする方に視線を向けると、悪魔との対戦で助けてくれた、あの無愛想な男の子がいた。