この世界に来て、まだ全然まもないのに、人間界での自分が遥か昔のように感じている。
確実に自分は変わり始めていると言うことが、身にしみてわかる。
「ところで、貴方の名前はなんて言うの?
ちなみに私は、ロム・ローゼス。
ロムって呼んで‼︎
得意魔法は、雷系統と飛行系統かな。」
ん? ちょい待て。
得意魔法とやらはなんだ?
さっぱり分からん。
てか、まず、私魔法使えないんですけど。
これ結構やばくない⁉︎
重要だからもう一度いいます。
魔法使えないんですけど……
やばくない⁉︎
と、とりあえず名前言っておこう。
「私の名前は、青海山 翡翠。
よろしく。」
魔法は使えませんとか、なんか言うの恥ずかしくて名前しか言えなかった。
なんか話を聞いている限り、魔法使えるのは当たり前みたいだし……
「へぇ〜、翡翠って言うんだぁ〜。
よろしく。
ところで得意魔法はなんなの?
見た感じ、よくわかんないんだけど、隠してるの?」
ん?隠してるの?
え? 見た感じって何⁉︎
見た目でなんかわかるの⁉︎
私が、かなりの驚きの表情をしていたらしく、ロムは察してくれて、
「もしかして、魔法、知らない?」
私は、正直に頷いた。

