孤高のラプソディー



「それより何より、ブール‼︎‼︎

おまえ、今まで、ついでに今もだけど、どこにいたんだよ⁉︎」

『…………。』

私が勢いあり過ぎたせいか、しばしの沈黙。


『それに関してはまだ詳しくはいえない。

俺にとってもだし、翡翠にとっても、まだいろいろ混乱中だろうからな。』

私をなだめるように、優しい声色で優しい感じで言うブール。


「そんなのただの言い訳だ‼︎」

『言い訳じゃない。本当なんだ。

それに、翡翠も現時点で冷静さを失っているじゃないか』

ブールの言う通り、自分のことで精一杯の翡翠は、図星すぎて黙るしかない。

「………わかったよ。

じゃあ質問を変えるが、ブール本体は今どこにいるんだ?」


『わかってくれて嬉しいよ、翡翠。

今こうして翡翠の精神世界に入ったのも、実はそれが目的だ。』

話の続きを話し出すブール。

「ん? どーゆーことだ?」

『実は、俺の本体は今もこの世界の、今、翡翠のいる町のどこかで眠っている。』