私たちを迎えたのは、でーんと大きく構えたご立派な門。


なんか、10mぐらいあるんじゃないかな。

鉄の格子みたいなのが今は上がってて、誰でも出入りが可能みたいな感じになっている。


その門の前で私とツィアンスは、まるで田舎から都会に来た姉妹の様に門やその奥に覗いているお城を見ていた。


「早く行くよ」

と、呆れ顔をする男の子。

そう言えばこの男の子の名前知らないや…

まぁ、取り敢えず今は男の子の後を追って大人しくしておこう。

こんなに広そうなお城じゃ迷子になっちゃうからね。


城の外観は、おとぎ話の中からでそのまま出て来た様な、中世ヨーロッパにありそうな感じ。

具体的に言うのであれば、ハリー・○ッターのホグワー○城的な感じ?笑


あ、ちなみにこんなおちゃらけてるけど結構内心、肋骨痛いなって言うのと、さっきの悪魔との対戦からの恐怖にビクビクとしております。

てか、ほんとに痛い。